こんちゃ!カメです。
カメは「収支均衡型セミリタイア」を本気で目指しています。
今回は、「そもそも収支均衡型セミリタイアとは?」「具体的にどう計画しているのか?」を中心に、深く書いていこうと思います。
収支均衡型セミリタイアって何?

普通の「リタイア」の他に、「アーリーリタイア」、「セミリタイア」、意味は同じ「FIRE」、「サイドFIRE」、そして「収支均衡型セミリタイア」。
リタイアには仲間がたくさんいますが、その中でも 一番難易度が低く、誰にでも選択肢に入れることができるリタイア方法が「収支均衡型セミリタイア」です。
まずは、それぞれの「リタイア」をカメ目線で書いていきます。
○リタイア
定年を迎えて退職した場合をさす。普通の定年退職。
○アーリーリタイア&FIRE
老後資金・生活防衛金・金融資産など、かなりの大金を用意して定年の前にリタイアし、不労収入で生活する。「経済的自由」と「早期退職」の両方を満たす。難易度 : 最高
○セミリタイア&サイドFIRE
老後資金・生活防衛金・金融資産など、それなりの大金を用意して定年前にリタイアし、不労収入と労働収入で生活する。労働収入は幅広く、正社員・バイト・パート・副業、事業などがある。難易度 : 中~高
○収入均衡型セミリタイア
正社員などで老後資金や生活防衛金のみの最低資金を確保した後、バイト・パート・事業などにシフトダウンし、生活費のみを稼ぐ。難易度 : 低~中
以上が、カメの各リタイアへの解釈です。
この中で「収入均衡型セミリタイア」は、用意する資金が少なく済むことからリタイアの中でも一番難易度が低く、誰にでも選択肢に入れることができるリタイアと言えるのです。
収支均衡型セミリタイアは、どんな人に向いてるの?
「とにかく早く長時間労働から解放されたい」、「正社員としての責任の重さに耐えきれない」、「週3~4勤務が自分には合っている」、「1日6時間勤務がいい」など、自分の時間が欲しい人や、気楽に仕事したい人にオススメです。
しかし、前提として「一人身」、「子供がいない」、「節約が苦じゃない」は絶対条件です。
収支均衡型セミリタイアは、どうすれば達成できるの?

ここからは、収支均衡型セミリタイアを実現するために必要な手順を、紹介します。
ステップ1,節約
収支均衡型セミリタイアを達成するには、まず生活費を見直しして、節約を始めます。
そして支出を押さえる生活に慣れなければいけません。
と、いっても、別に無理をする節約ではありません。
スマホを格安SIMにしたり、保険を見直ししたり、固定費を見直ししたり…最初は大変ですが、1度見直せばいいので、頑張ってクリアしましょう。
ステップ2,バリバリ働く
仕事面では正社員としてバリバリと働きまくります。土曜日・祝日出勤します。(必要なら)
もちろん残業もします。(必要なら)
もし可能なら、副業としてブログやYouTube、せどりなどにも挑戦してみるのもアリですね!
そうして老後資金と生活防衛金の為にお金を集めます。
ステップ3,生活防衛金を貯める
節約がある程度できるようになったら、生活防衛金を貯めていきます。
生活防衛金とは、名前の通り「何かあっても、生活を維持できるお金」の事を言います。
「何か」とは、会社が倒産して仕事がなくなってしまった、入院することになった、車を修理しなければならない、などなどです。
生活防衛金は基本的に、「月の生活費×3か月~2年+直近5年間で使うであろう資金を用意する」と言われています。
「3か月~2年」と幅が広いのは、正社員か自営業で異なるから(失業保険があるか・ないか)という理由ですが、ここの金額は自分の性格ともよく相談して決めるといいと思います。
カメは正社員ですがビビりなので、生活資金2.5年分+病院代+車関係代=生活防衛金として、確保しています。
そして生活防衛金は「預金」で準備しておくようにします。
何かあった時に、すぐ現金として準備できるようにしておくと安心です。
ステップ4,老後資金を用意する

生活防衛金が目標金額になったら、老後資金を用意します。
手っ取り早く用意するため、インデックス投資ははずせません。
ここでは、インデックス投資をすることを前提に、話を進めていきます。
まずは、老後一人暮らしでかかる生活費を考えます。
調べたところ、老後の生活費は平均15万円とのこと。
老後65歳~95歳の30年間に、毎月15万配当金で貰う計算をしてみました。
すると、初期投資額950万を30年間、インデックス投資で平均利回りと言われる4%で運用した場合3140万となり、そこから月15万ずつ運用しながら崩していくと、30年間受け取ることができます。
これなら、35歳で950万インデックスに投資できれば、老後資金は取り敢えず安心だといえますね。
この方法で、他の年齢もシミュレーションしてみます。
○30歳で収支均衡型セミリタイアした場合
- 初期投資額 776万
- 運用期間 35年
- 運用率 4%
○40歳で収支均衡型セミリタイアした場合
- 初期投資額 1150万
- 運用期間 25年
- 運用率 4%
40歳になると、額が大きくなります。
いかに時間が大切かが、よく解りますね。
でも、 心配しなくて大丈夫!
収支均衡型セミリタイアを志す人は、節約のプロ。
毎月15万もかからないかもしれません。
さらに、この計算では入ってないですが、年金も視野に入れて考えてもいいかもしれません。
「年金なんてアテにならないよー!」って人も、中には要るでしょう。
そんな人は、年金無しで計算してみるのもアリですね。
ここからは、月13万の生活費で年金が5万貰える前提でシミュレーションしてみます。
☆前提☆
生活費13万-年金5万=8万不足
月8万を30年間受け取れるようにします。
○30歳で収支均衡型セミリタイアする場合
- 初期投資額 420万
- 運用期間 35年
- 運用率 4%
○35歳で収支均衡型セミリタイアする場合
- 初期投資額 510万
- 運用期間 30年
- 運用率 4%
○40歳で収支均衡型セミリタイアする場合
- 初期投資額 620万
- 運用期間 25年
- 運用率 4%
一気に難易度が下がりましたね!
この金額なら、無理なく達成できそうです。
ちなみに、月13万を配当だけで受け取るなら、30歳なら680万、35歳なら830万、40歳なら1010万です。
これでも不安を感じるなら
ここまで、老後資金の準備のために「インデックス投資をする」、「年金も視野に入れる」と書いてきましたが、それでも不安を感じるなら、つみたてNISAも選択肢に入れましょう。
つみたてNISAは言わずと知れた非課税で老後資金を作れる制度。
インデックス投資に決めた金額を入れたら、つみたてNISAで少額でもコツコツと積み立ててみるのもアリですね!
ちなみにカメは、年金はアテにしていません。インデックス投資830万(30年運用予定)&つみたてNISA(月投資額3000円~)で、老後資金を確保する作戦です。
ステップ5、退職後1年分の税金資金を貯める
生活防衛金と老後資金が貯まったら、いよいよリタイアまで秒読みです。
仕事を辞めた後にかかってくる税金分のお金を貯めます。
特に「住民税」は、仕事を辞めて収入が減ったところに、追い打ちをかけてくる厄介者です。
今働いている会社から貰える給料明細に書かれている住民税を、1年分は貯めておきましょう。
もし、辞めてからしばらく遊びたい!なんて人は、遊ぶお金も用意しておくと良いです。
ステップ6、仕事を辞める
「生活防衛金」・「老後資金」・「税金」全てがそろったら、辞表を出しましょう!
これにて、収支均衡型セミリタイア生活スタートです!!
ここまで本当にお疲れ様でした(^^)
収支均衡型セミリタイアに必要な金額は?

ではここで、おさらいシミュレーションをしてみます。
○生活費月15万、35歳で収支均衡型セミリタイアをする人の場合
- 生活費 月15万×12か月=180万
- 病院代 200万
- 合計生活防衛金 380万
- 老後生活費 月15万
- 毎月15万受け取るため、年利4% 30年運用した場合、必要老後資金950万円
- 税金+α 150万
- 生活防衛金380万+老後資金950万+税金+α150万=合計1480万
○生活費月13万、40歳で収支均衡型セミリタイアをする人の場合
- 生活費 月13万×24か月=312万
- 病院代 150万
- 車関係 100万
- 合計生活防衛金 562万
- 老後生活費 月13万ー年金3万=月10万不足
- 毎月10万受け取るため、年利4% 25年運用した場合、必要老後資金773万
- 税金+α 100万
- 生活防衛金520万+老後資金773万+税金+α100=合計1393万
ザックリですが、モデルケースを作ってみました。
どちらも、少ない金額で収支均衡型セミリタイアできそうですね(^^)
皆さんもぜひ、自分のケースに当てはめて考えてみてください!
収支均衡型セミリタイアしたら、どうするの?
収支均衡型セミリタイア生活がスタートしたら、「時間持ち」を満喫しましょう。
本を読んだり、ゲームしたり、釣りしたり、、、
まさに「自由」ですね!書いてるだけでもワクワクします。
しかし、お金がかからないよう気を付けましょう。
本は図書館で読み、ゲームソフトは中古で購入し、釣りエサは現地調達です(爆)
工夫も含めて楽しみましょう。
また、生活費はバイトなど週3前後は働いて稼ぎます。
外で働くことで、人とのつながりを保つことができるし、生活リズムを一定に保つこともできます。
工場で働けば、体型維持・健康維持にもつながりますね。
事業にチャレンジするのもアリですね!できた時間で、新しいことにドンドン挑戦していきましょう。
最後に
今回は、少し長めに「収支均衡型セミリタイア」について書いてみました。
カメも今は税金+αを貯めている段階で、収支均衡型セミリタイアまで秒読みとなっています。
もし今仕事について悩んでいる人がいるならば、こんなユルい生き方もあるんだと、知ってもらいたいです。
最速で自由を掴む方法、「収支均衡型セミリタイア」!
ぜひ、選択肢の一つとして考えてみてください。
今回はこのへんで。
でわ(@^^)/~~~
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