こんちゃ!カメです。
過去にやりたいことリストを作ってみたという記事を書きました。
今回もリスト埋めたので、報告しまーす(^^)
ちなにみ今回は読書感想文です(笑)
『ぼくのともだちを読む』を達成!
やりたいことリストを作るにあたり、本を読もうと思ったわけですが、じゃあ最初からこの『ぼくのともだち』が読みたかったのか?と言われると、そんなことは全く無かったタイトルです(爆)
なんとなく、面白そうな本はないかな?と、ネットで検索して引っ掛かったので、購入して読んでみました。
『ぼくのともだち』のザックリなネタバレ
『ぼくのともだち』とは、フランス人作家のエマニュエル・ボーヴの小説です。
ボーヴは1924年に、この作品でデビューしました。
ネタバレしますと、ズバリ、始めから最後まで、主人公がクズ!
大事なことなので、赤字にしました。
え?どんな風にクズなのかって?
急に自信過剰、そして被害妄想が酷く、見栄っ張り。
常に誰かに構って欲しいメン〇ラ気質のメンドクサイ性格。
常に人の目を気にして生活し、「金持ちになりたい」と思いながらも働かない(傷痍軍事年金をもらっている)。
少し優しくされると「こいつは僕に気がある」と思い込み、1回寝ただけで愛人呼ばわり。
自分の都合のいい人(主人公はその存在を友達と呼ぶ)が理想と違うと、「こいつは僕の友達の資格はない」なんて言い出すし(彼女がいるのが気に食わない)、しかもその彼女を取ろうとする。
構ってほしい欲が爆発し、橋の上で自殺者のフリをして声を掛けてもらおうとしたり、自分より弱い人間がいると自分が優位と思い安心し、偉そうな態度を取る。
せっかく舞い込んだ仕事のチャンスも、ストーカーまがいの行動で潰す。
挙句の果てに、自分の言動を棚にあげて、「孤独で辛い。ともだちがいなく寂しい」と嘆く。
これをクズと呼ばずに、なんと呼ぶのか!
本の帯には「ダメ男の金字塔」や、Amazonのレビューには「ダメ男が好きな人にオススメ!」なんて書かれています。
ダメ男というか、ダメ人間が嫌いなカメも読み始めて数ページでイライラし始めましたが、1周回って面白くなってきたので、結局最後まで読んだのでした。
ネタとしても最高だったので、ここで紹介もしたかったしね(←本音)
いいところもあるよ
主人公のダメな所ばっかり書きましたが、いいところもあります。
街並みや部屋の様子、周りの風景などの描写が、とても丁寧に書かれています。
イメージしやすく、話しに入り込むのも難しくないです。
ダメ主人公の「ダメ」の部分は

ここからは「真面目に」感想です。
『ぼくのともだち』の主人公のクズっぷりは上記に書いたとおりです。
「愛情」を欲し、「友情」を欲し、「見栄」を張り、「孤独」に悩む主人公。
これは、全ての人間が多かれ少なかれ持っている感情なんじゃないかな?とカメは思いました。
例えば愛情が欲しい、構って欲しい気持ちで関心を引こうと問題行動を起こす(ジャンプマンガのナルトの主人公も、1巻の冒頭で落書きをして目立とうとするシーンが書かれています)。
見栄もいい例です。周りを見れば、見栄っぱりの人も見かけます。
あと、FIRE(早期リタイア)の失敗談として、「人とのつながりが薄くなったのが辛く、結局仕事に復帰する」というのをよく見かけます。
これは「孤独」の部分に当たると思います。
こうして1つ1つをバラシて見ると、結構近くに存在するものだと気付きました。
きっと、自分の中にもこの主人公の一部が、いることでしょう。
最後に
とは言っても、こんなクズに成り下がるのはゴメンです。
自分を幸せにするために、これからもたくさんの知識を詰め込んで、色んな人達と交流していく所存です(^^)
もしこの本が気になったのなら、ぜひ読んでみてください。
人の「欲求」の部分が赤裸々に書かれていて、考えさせられるかもしれません。
あ、もしイライラしか残らなくても、そこは責任持てませんので、よろしくお願いします(爆)
今回はここまで。
でわ(@^^)/~~~